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アリスちゃんと私!その10くらい! アリスちゃん 「シンヤー! 遊びに来たよ!」 私 「アリスちゃん!? 本当にアリスちゃんなの!?」 アリスちゃん 「うんっ! 久しぶりだね!」 私 「久しぶりだよぉー! 二年以上会ってなかったよぉー!」 アリスちゃん 「もうそんなに経つんだ! でもシンヤは相変わらずみたいだね!」 私 「うん! 私は今もニートだよ! アリスちゃんは身長大きくなったね!」 アリスちゃん 「えっ!? 本当!?」 私 「嘘だけどね! 」 アリスちゃん 「……」 私 「アリスちゃん可愛い! アリスちゃん大好きちゅっちゅ!」 アリスちゃん 「…久々で忘れてたけど、シンヤはこういう人だったね」 私 「えへへっ! アリスちゃん可愛い! 今日はなにして遊ぶ? お話して過ごす?」 アリスちゃん 「お話したいなー。シンヤはこの二年なにしてたの?」 私 「ニートだよ!」 アリスちゃん 「えっと、ニートでも何かないかな?」 私 「うーん、あっよなかのれいじって作品を去年から応援してるよ!」 アリスちゃん 「よなかのれいじ? 変わったタイトルだね」 私 「正式名称は『よなかのれいじにハーレムを!!』っていうの! どんな作品なのか説明すると、主人公がユーレイ(仮)の女の子に付きまとわれてハーレムを形成する話! 女の子がみんなとっても可愛くて、その中でも私はユーレイちゃんが一番のお気に入りキャラなんだよ!」 アリスちゃん 「そうなんだー。そのよなかのれいじって作品はアニメ?」 私 「漫画だよ! 私持ってるからアリスちゃん一緒に読もう! なんならあげるよ!」 アリスちゃん 「あげるは大丈夫だよ。一緒に読もう!」 私 「わぁい! じゃあ、はいこれ! 私はこっちを読むね!」 アリスちゃん 「えっ? 一冊を一緒にじゃなくて?」 私 「えっ? 一冊を一緒にとか無理でしょ?」 アリスちゃん 「というかシンヤ、何冊持ってるの?」 私 「えっと、3巻まで出てるんだけど、全巻4冊ずつ持ってるよ!」 アリスちゃん 「全巻4冊…。漫画本とはいえ同じのを4冊…」 私 「それでね! 『4冊買いましたー!』ってSNSで先生にいうんだよ!」 アリスちゃん 「先生? 学校の?」 私 「違う違う! よなかのれいじを描いてる、漫画家の先生! 私がSNSでそういうと、先生から『ありがとうございます!』って返事が来るんだよ! その返事がすごく嬉しくてね! もう先生に声をかけてもらうためなら、何冊でも買っちゃう勢いなんだよー!」 アリスちゃん 「へ、へぇ。よかったね」 私 「うん! あっ、先生のツイートをチェックしなきゃ! 今日は先生なにか呟いてるかなー!」 アリスちゃん 「えっ…。今チェックするの…」 私 「そうだよー! 1日3回! 朝昼晩! もっと確認することあるよー! でもね、香澤先生は…あっ、香澤先生っていうんだけど、全然呟かないんだよねー。こっちは毎日確認するくらい楽しみにしてるのに! もっと呟いてほしいなって思っちゃうよね! 今日はなにしてたのかなーとか、漫画の進捗どうかなーとか、知りたくなっちゃうよね!」 アリスちゃん 「…シンヤ、それってもうストーカーの域だよ」 私 「もういっそのことDM送っちゃおうかなーって最近思ってるんだー! 私からのDMだったら絶対答えてくれると思うんだよね! 香澤先生! 他の人はちょっと無視されちゃうかもしれないけどー、私と香澤先生の仲だったら余裕だと思うんだよねー!」 アリスちゃん 「シンヤ…。やめよう?」 私 「まぁ香澤先生も忙しいと思うから、すぐには返事来ないのはわかる! けど絶対返事は来るよね! それでさ、『遅れましたーシンヤさんからのメッセージになのにー』なんて返事が来てさ、私は『いいんですよ!だって私は先生のことが大好きですから!ずっっっっと待っていられますよ!』って言ったりしてね! 遠回しに愛してますってことを伝えちゃったりして…! うふふっ!」 アリスちゃん 「……」 私 「あれ? アリスちゃん電話かけるの?」 アリスちゃん 「うん、警察に」 私 「えっ!? 急にどうしたの!? なにがあったの!? 」 アリスちゃん 「これもシンヤのためだからね…。実際の被害が出たら遅いから…」 私 「えっ」 警察 「警察だ!」 私 「警察はやっ! えっえっ、ど、どういうことなのアリスちゃん!」 アリスちゃん 「すみません、この人ストーカーなので」 警察 「わかりました! おいストーカー! こっちへ来い!」 私 「えっ? えっ? どゆこと? 警察は民事不介入だよ? 実際に犯罪が起きないと警察は動けないよ? そういう法律あるもん! なんで! 私がストーカーしてる証拠何もないよ? 実際に何もしてないよ? ちょっと待ってよ! ねぇ! アリスちゃん!!」 アリスちゃん 「刑務所から出てきたらまた会おうね。バイバイシンヤ」 私 「なに言ってるのアリスちゃん! 意味わからないから! アリスちゃん! アリスちゃああああああああああん!」 その後、シンヤは抵抗し警官に暴力を振るったため、その場で射殺されました! 終わり!
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