私が一人で遊ぶスレ!
――――――アフィ実験中!!――――――――
――――――――ここまで!――――――――
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1
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名無しちゃん
Firefox
2014/05/12 14:10
適当に思いついたSSを適当に書きたいと思いまーす!
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49
]
名無しちゃん
Firefox
2014/10/16 01:24
二ページ目に落ちちゃったのであげまーす
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50
]
名無しちゃん
Firefox
2014/10/16 17:45
文字制限一万文字になったので千夜ちゃんとココアちゃんが冬のある日にウィンドウショッピングしてる時不意に千夜ちゃんが恋人繋ぎしてきてココアちゃん不思議がるも特に拒否せずにぎにぎしてると千夜ちゃんココアちゃんのこと好きすぎて我慢できなくなってキスしちゃうお話!
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51
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名無しちゃん
Firefox
2014/10/16 18:35
一時間近く悩んだけど書けませんでした!ごちうさ読みなおしてごちうさのノリを勉強してきたいと思いまーす!
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52
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名無しちゃん
Firefox
2014/12/11 03:25
・チノちゃんと私が喫茶店常連からお付き合いが始まる話!
「そういえばここの喫茶店入ったことないなー。ちょっと入ってみよっと」
「いらっしゃいませ」
「……」
「……あの?」
(可愛い!)
「す、すみません。えっと、席は」
「空いてる席へどうぞ」
「じゃあここで」
「こちらメニュー表です。お決まり次第お呼びください」
「……」
「なにか?」
「い、いえ!」
「ねぇねぇチノちゃん! さっきからあのお客さんチノちゃんのこと見てない?」
「えっ?」
「ほらあのお客さん! あっ! 目を逸らした!」
「気のせいじゃないですか?」
「そうかなー」
「もしかしたら注文が決まったのかもしれないです」
「あの」
「は、はい!」
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「は、はい! あの、えっと、このオリジナルブレンドコーヒーで」
「少々お待ちください」
「チノちゃんチノちゃん! やっぱりチノちゃんのこと見てるよ!」
「本当ですか? ……こっち見てませんよ?」
「でも絶対見てたよ! もしかしてチノちゃんのストーカーさんかも!?」
「ココアさんじゃあるまいし。それにティッピーもいますから大丈夫ですよ」
「お待たせしました」
「あっ、ありがとうございます!」
「ではごゆっくり」
(可愛い。本当に可愛い)
「……また来よう」
別の日!
「いらっしゃいませ」
「……」
「あの?」
「は、はい! 席に座ります!」
「こちらメニュー表です」
「ブレンドでお願いします!」
「かしこまりました。少々お待ちください」
「おまたせしました」
「あ、ありがとうございます!」
「ではごゆっくり」
(話しかけたい! この店員さんと仲良くなりたい! 仲良く!!)
「あ、あの!」
「はい?」
「こ、コーヒー美味しいです!」
「そう言ってくださると嬉しいです」
「はい!」
「……」
「……」
「……ではごゆっくり」
(あっ、行っちゃった)
「つ、次はもうちょっと頑張ろう!
また別の日!
「いらっしゃいませ」
「こ、こんにちは!」
「空いてる席へどうぞ」
「はい!」
「ご注文は」
「オリジナルで!」
「かしこまりました」
「おまたせしました」
「ありがとうございます!」
「ではごゆっくり」
(今日こそは!)
「あっ、あの!」
「はい?」
「え、えっと、その」
「はい」
「……つ、追加注文いいですか?」
「どうぞ」
(サンドイッチ頼んじゃった。でもまだチャンスがあるよね! 頑張ろう!)
「お待たせしました」
「ありがとうございます!」
「ではごゆっくり」
「あの! お、美味しそうなサンドイッチですね!」
「そういってくださると嬉しいです」
「店員さんも一緒に食べます?」
「はい?」
「……何でもないです」
「そうですか」
「……」
「……ではごゆっくり」
「あああ、あの!」
「はい、なんでしょうか?」
「え、えっと、こんな美味しいコーヒーとサンドイッチが食べれるなんて、毎日来たいです!」
「そうですか。お待ちしております」
「ま、毎日来てもいいんですか!?」
「っ!? は、はい」
「じゃあ明日も来ますね!」
「はぁ」
次の日!
「いらっしゃいませ」
「こ、こんにちは!」
「本当に来てくださったんですね」
「はい!」
「ご注文はオリジナルですか?」
「は、はい! あとサンドイッチお願いします!」
「少々お待ちください」
(今日もお話しよう! そして今日は名前を聞こう! うん、頑張る!)
「お待たせしました」
「今日のコーヒーとサンドイッチも美味しそうですね!」
「ありがとうございます」
「このサンドイッチは、えっと、あなたが作ったんですか?」
「いえ」
「そ、そういえば、あなたの名前を知らないなー」
「私の名前ですか? 香風です。香風智乃」
「香風さんっていうんですか。いい名前ですね!」
「ありがとうございます?」
「か、香風さん! 香風さんってここで働くの長いんですか?」
「長いも何もここは私の家です」
「えっ!?」
「私はお手伝いで働いています」
「そ、そうなんですか。じゃあここに来れば香風さんに会えるんですね!」
「は?」
「……すみません変なこと言いました。忘れてください」
「はぁ」
「か、香風さんは偉いですね! 自分の家だからってお手伝いなんて!」
「はぁ」
「……」
「……ではごゆっくり」
(ドン引きされた。嫌われた。もうおしまいだ……)
次の日!
「いらっしゃいませ」
「こ、こんにちは」
「ご注文はオリジナルとサンドイッチですか?」
「は、はい」
「少々お待ちください」
(思わず来ちゃったけど、香風さん嫌がってたよね今の態度。やっぱり昨日のが)
「お待たせしました」
「あ、ありがとうございます」
「ではごゆっくり」
「あ、あの! 昨日は変なこと言ってごめんなさい!」
「はい?」
「昨日、ここに来れば香風さんに会えるとか、その、気持ち悪いこと言って」
「はぁ」
「ごめんなさい! もう絶対に言わないのでまた来てもいいですか?」
「はぁ。お待ちしております」
「……か、香風さん。嫌ならはっきり言ってくれて構いませんよ? 迷惑なら迷惑って言ってください!」
「いえ、別に迷惑ではありませんよ」
「えっ?」
「お客様がまた来てくださるのであれば嬉しいです」
「え、えっと、気持ち悪がってないんですか?」
「はい? なんでそうなるんですか?」
「だって、今日はなんか素っ気ないし」
「……すみません、私あまり愛想が良くなくて。お客さんのことは別に何とも思ってませんから」
「そ、そうなんですか?」
「はい。勘違いさせてしまってこちらこそすみません」
「い、いえいえ!」
「ではごゆっくり」
「あ、あの! 香風さん! また同じ時間に来るので!」
「はい。お待ちしております」
「はい!」
次の日!
「
ここまで書いて思ったけど、私童貞こじらせすぎじゃないかしら?大丈夫かしら?妄想にしてもちょっと度が過ぎないかしら?
自分でも気持ち悪くなったので、今回はここまでにしまーす。でもチノちゃんとこんな出会いしてイチャラブしたいでーす!
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53
]
ばんぼ
KYY24
2014/12/11 03:54
毎日来てコーヒーとなんか食って割りとすぐに帰ってくれるお客さんとか最高のお客さんだわ
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54
]
名無しちゃん
Firefox
2014/12/17 11:33
・チノちゃんと同級生の設定でチノちゃんに片思いしてる話!
学校!
「席替えで隣になった香風です。よろしくお願いします」
「よ、よろしく!」
「……」
「……あ、あのさ、香風の家って喫茶店なんでしょ?」
「はい。そうですけど」
「こ、こここ、今度さ!」
「はい?」
「こ、今度、香風の喫茶店行きたいなーなんて」
「えっ」
「う、うそうそ! 俺コーヒー飲めないし!」
「はぁ」
「ごめん変なこと言って!」
「いえ別に」
「……」
「……」
その日の放課後!
「……」
(あれ? 香風一人で帰ってる。今日はあの二人一緒じゃないんだ)
「……」
(香風可愛いなー。一緒に帰りたいなー。でも話しかける勇気がない)
「……」
(香風可愛いよ香風。ちょっと帰り道から外れるけど、香風の後ろを歩こっと!)
「……」
(そういえば香風の家ってどこにあるんだろう。喫茶店なのは知ってるけど、場所まではわからないし)
「……」
(このまま付いて行けばわかるかな? もしわかったら、偶然を装って香風の家へ行こうかな? 香風に会えるかな? 学校の外でも香風に会いたい!)
「あっ、千夜さん」
「あらチノちゃん! 今帰り?」
(香風の知り合いかな? 優しそうな人だけど)
「はい。千夜さんもですか?」
「うん。奇遇ね!」
「はい」
「奇遇といえば、さっきからチノちゃんの後ろを歩いてる男の子」
(えっ)
「後ろ? ……誰もいませんよ?」
「おかしいわね。今さっきまでは居たんだけど」
(危ない! なんだあの人!)
「誰か居たんですか?」
「うん。チノちゃんと同じ学校の制服を着てたわ」
「たまたま帰り道が一緒だったんじゃないですか?」
「そうね。きっとそうだわ。私チノちゃんのストーカーさんだと思っちゃった!」
「えっ!?」
「大丈夫よチノちゃん! なにかあったらすぐ助けるから!」
「はぁ。ありがとうございます」
「チノちゃん、ちょっと用事ができたから先を歩いててくれないかしら?」
「はい」
「……」
「こんにちはストーカーさん」
「す、ストーカーじゃないです」
「あらそうなの? 勘違いしてごめんなさい?」
「じゃ、じゃあ、自分こっちなので」
「チノちゃんの後を追わなくていいの?」
「はい!? な、なんで香風の後を追うんですか!?」
「チノちゃんと一緒に帰りたいんじゃないの?」
「ま、まさか!? たまたま帰り道が一緒だっただけです!」
「ふーん。そっか」
「はい! ではさようなら!」
(あ、危なかったー。危うくストーカー扱いされるところだった。今度から気をつけないと)
「……チノちゃんもモテるわね!」
次の日の学校!
「か、香風! あのさ、香風ってコーヒー飲めるの?」
「はい? 一応飲めますが」
「やっぱり家が喫茶店だから飲めるようになったの?」
「それもありますが、私はおじいちゃんに憧れていたので」
「そうなんだ。香風のおじいちゃんって、えーと、コーヒーを淹れる人なの?」
「はい。バリスタです」
「そうなんだ! ……の、飲みたいなーコーヒー」
「はぁ」
「か、香風のおじいちゃんが淹れたコーヒー、飲んでみたいなー」
「……」
「香風の家へ行けば飲めるかなーなんて」
「……」
「香風?」
「私もおじいちゃんが淹れたコーヒー飲みたいです」
「えっ? 香風のおじいちゃんって今もバリスタさんじゃないの?」
「えっと、その。おじいちゃんは」
「……あっ。ごめん」
「い、いえ! 亡くなったわけではないので!」
「そ、そうなんだ」
「はい。ちょっとした事情が」
「……」
「……」
放課後!
(あれから一度も香風と会話できなかった。俺、香風に嫌われたかな?)
「……」
(あっ、香風だ。今日も一人で帰るんだ)
「……」
(これは謝るチャンスかも。香風に話しかけて、今日のことを謝って、あわよくば一緒に帰って……ウェヒヒ。よし! 行くぞ!)
帰り道!
(話しかけれない! なんて話かければいいの!?)
「……」
(でもこのまま付いて行けば香風の家がわかるよね。香風の家がわかれば、いつでも謝りにいけるよね。あわよくば香風と放課後毎日会えるよね!?)
「こんにちはストーカーさん」
「っ!?」
「今日もチノちゃんの後を追っていたのね。ダメよ? チノちゃん怖がっちゃうわ」
「ち、違います! 帰り道が一緒なんです!」
「じゃあなんでこそこそしてるのかしら?」
「そ、それは、一緒に帰るのが恥ずかしいからです!」
「ふーん。そうなんだ。……チノちゃーん!」
「ちょ! ちょっと! なに大声で呼んでるんですか!?」
「一緒に帰りましょう? 三人で仲良く」
「だ、だから恥ずかしいって」
「男は度胸よ! それに、チノちゃんの事が好きなら面と向かって言わなきゃ」
「す、好き!? なんでそういう話になるんですか!? 別に俺は香風のことなんて全然しゅきじゅあないでしゅよ!? ま、まぁ可愛いとは思いますけど!」
「……わかりやすい子ね」
「は、はい!? どういう意味ですか!」
「チノちゃん行っちゃうから話はあとで。チノちゃーん」
「ちょ、ちょっとー!」
「ふーん。じゃあ二人は隣の席同士なんだ」
「はい」
「……」
「でも意外ね。チノちゃんって男の子苦手なイメージがあるのに」
「まぁ得意ではないです」
「この子は特別だったり?」
「っ!?」
「いえ、特にそういうわけでは」
「……はぁ」
「頑張れ男の子! 負けるな男の子!」
「千夜さん?」
「うふふっ。チノちゃんって好きな男の子とかいるの?」
「っ!?」
「いえ。私そういうのはちょっと」
「いつかステキな男の子が現れるといいわね」
「そうですか? 私は別にいいです」
「意外と近くにいるかもしれないわよ?」
「はい? 誰がですか?」
「……はぁ」
「この子はチノちゃん的に見てどうなの?」
「っ!!」
「はい?」
「チノちゃんのタイプかしら?」
「……か、香風」
「……」
「困るってことは脈ありかしら?」
「違います」
「……」
「千夜さん、あまり変なことを聞かないでください」
「ごめんなさい? ついからかいたくなっちゃって」
「そういう千夜さんはどうなんですか?」
「私は甘兎庵一筋だから。そうだ! よかったらうちへ寄って行かない? ごちそうするわ!」
「すみません千夜さん。学校帰りはちょっと」
「じゃあ君は?」
「……帰ります」
「あら残念。もっとお話したかったのに」
「すみません。今度必ず行きますから」
「うん! 待ってるわ!」
「……」
「もちろん、君のこともね」
「は、はい」
「では私はこっちなので」
「チノちゃんまたね!」
「……香風、また明日」
「はい。失礼します」
「……じゃあ行きましょうか」
「えっ? どこにですか?」
「私のおうちに!」
「いえ、俺帰るので」
「私が知ってる限り、チノちゃんを狙ってる子ってもう一人いるのよね」
「えっ!?」
「チノちゃん可愛いからモテるのよ」
「……そうなんですか」
「だから! 作戦会議をしましょう! あなたが負けないように!」
「いえ、いいんです。俺なんてどうせダメですから」
「諦めちゃダメよ! それに、もっとチノちゃんのこと知りたいでしょう?」
「……ちょっとだけ寄ります」
「うふふっ。いい子ね!」
ここまで書いて正気に戻りました!愛って罪深い感情よね!ついつい暴走しちゃうわ!若気の至りってやつ!
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55
]
名無しちゃん
Firefox
2015/03/04 11:59
胸キュンはぁとふるカフェのチカちゃんとイチャイチャする話!
「今日はーお兄ちゃんを独り占めー!」
「俺を独り占めできるのがそんなに嬉しいか?」
「当たり前でしょ! 今日は欲しいものいっぱい買ってもらって、お昼はファミレスで!」
「そんなお金ねぇよ。っていうか、お前俺のお財布事情わかってるだろ?」
「貯金を崩せばあるよね!」
「ふざけるな。まぁ物は買ってやれないけど、ファミレスくらいならいいぞ」
「わぁい! じゃあ早速出発ー!」
「どこにだよ。まだ何も決まってないだろ」
「決まったじゃん。お昼はファミレスって」
「お昼までどこ行くんだよ」
「ショッピング!」
「あのさ、物は買ってやれないって言わなかったか?」
「大丈夫大丈夫! ウインドウショッピングだから!」
「本当に見るだけ?」
「……よし、しゅっぱーつ!」
「おい」
……
「買ってくれてありがとー! お兄ちゃん大好き!」
「ファミレスなしな」
「えー! 約束と違うじゃん!」
「お前なぁ」
「私、これでも欲しいもの我慢した方なんですけど」
「そうですか。すみませんねお金なくて」
「我慢したご褒美に、予定通りファミレスで!」
「一番安い定食な」
「ハンバーグ定食にメロンソーダつけてデザートにケーキ!」
「太るぞ」
「大丈夫大丈夫。私太らない体質だから!」
「そうですか。いい体質してますね」
「でもファミレス行く前に、もう一件寄りたい場所があるんだけど」
「もう買わないぞ」
「はいはいわかってるって」
「ちなみに聞くけど洋服屋か?」
「ううん。雑貨屋」
「あー雑貨屋ってもしかしてあそこか? 前ちよりと行ったことあるぞ」
「……へぇ。お兄ちゃん、ちよりと行ったことあるんだ」
「なんだよその顔。別にいいだろ?」
「私の知らないところで、ちよりと二人で、行ったことあるんだー。へぇー」
「だからなんだよその顔は!」
「お兄ちゃん、私とちよりどっちが大事?」
「どっちも大事に決まってるだろ。何なんだよ急に」
「どっちも大事なら、ちよりと同じことしてもらわないと」
「はぁ?」
「お兄ちゃん、ちよりと雑貨屋さん行った時、ちよりになにか買ってあげた?」
「……何も買ってないよ?」
「なんでちょっと黙ったの。怪しい」
「怪しくない! それに、あの時はちよりにお礼として」
「お礼!? ちよりと何してたの!?」
「ちょ、近い近い! 顔が近い! 買い物に付き合ってもらったお礼に、ちょっとした物を買ってあげただけだよ!」
「じゃあ私にも!」
「……はぁ。はいはいわかりましたよお嬢様」
「ちよりよりも高いものね!」
「ファミレスなくなるぞー」
「……ちよりと同じくらいの物で我慢する」
……
「ご飯美味しかったー!」
「もうお金ないからな」
「わかってるって! じゃあ次は、家に帰ってお兄ちゃんとゲーム!」
「へーい」
「帰りにお菓子たくさん買ってこ―っと」
「お金ないって」
「お菓子くらい自分のお金で買うよ」
「へいへい」
「お兄ちゃんにも、一つくらいならお菓子奢ってあげる!」
「……遠慮しておくよ」
「そう?」
「改めて思ったけど、チカは本当に元気だな」
「お兄ちゃんが元気ないだけでしょ」
「お前と歩いてると、デートしてるなって気になるよ」
「えへへ。嬉しい?」
「妹とデートして嬉しいわけないだろ」
「……そっか」
「冗談だよ。嬉しいよ。チカとデート出来て」
「本当!? ちよりとデートするより嬉しい!?」
「嬉しいって言っておいてやる」
「えへへ! お兄ちゃん大好き!」
「大好きなのは俺の財布だろ?」
「ううん! お兄ちゃんの方が大好きだよ!」
「じゃあその大好きな兄を労ってほしいんですが」
「労る労る!」
「……お前労る気ゼロだろ」
……
「んー! 遊んだ―!」
「もう夕方か。ちよりが帰ってくる前にご飯の準備だけしておくか」
「私お腹減ってない」
「そりゃあお昼あれだけ食べて、今までお菓子も食べてたんだからな」
「お兄ちゃんご飯の準備やめてゲームの続きしよ?」
「ちよりが帰ってくるからダメ」
「あーもう! ちよりのバカ!」
「自分のわがままのために姉をバカ呼ばわりするなよ」
「バカバカバカ! ちよりのバカー!」
「おいおい」
「あっ、電話だ。ちょっと出るね」
「おう」
「もしもーし。あっ、ちより? ……ん、わかった。じゃあねー」
「なんだって?」
「今日帰ってこないって」
「嘘だろ」
「嘘じゃないよ! お友達のおうちに泊まるって!」
「嘘だろ」
「だから嘘じゃないってば! お兄ちゃん酷い!」
「本当に泊まりか?」
「本当だって! 電話かけ直して聞いてみる?」
「……今日は本当にチカと一日一緒か」
「えへへ! お兄ちゃんを独り占めー!」
「おい! 急に抱きつくな!」
「嬉しいくせにー」
「否定はしない」
「ちよりは帰ってこないんだし、とりあえずゲームの続きしよ!」
「もう少しだけだぞ」
「わぁい!」
……
チカちゃんチカちゃんチカちゃん!チカちゃんとこんな日常を過ごしたいですはい!
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56
]
名無しちゃん
Opera
2015/06/26 14:54
「祝福の鐘の音は、桜色の風と共に」の東雲うららちゃんって子が可愛かったのにシナリオが全然面白くなかったので私がうららちゃんと付き合うまでの話を考えて幸せになる話!
好感度小でのイベント!
うらら
「ダーリンおはよう! はいおはようのハグー!」
主人公
「いらないよ!」
うらら
「恥ずかしがらなくてもいいのにー」
主人公
「ねぇうらら、毎日聞いてるけどなんでこんなのことするの?」
うらら
「好きだからだよ! ダーリン!」
主人公
「それ嘘っぽいんだよ。何か他に理由があるでしょ」
うらら
「ダーリンったら私の気持ちを疑ってるの? いいわ! 私が本気でダーリンのこと好きだってこと証明してあげる!」
主人公
「お、おい! 突然制服を脱ぐな!」
うらら
「こうでもしないと証明できないと思って」
主人公
「……わかった。もうこのことは聞かない」
うらら
「きゃっ! さすがダーリン大好き!」
主人公
「ただもう一つだけいい?」
うらら
「なになに? うらら何でも答えちゃう!」
主人公
「うららってさ、存在が浮いてるよね」
うらら
「なにそれー。ダーリンひどーい」
主人公
「だってまず見た目がアレじゃん」
うらら
「あれって?」
主人公
「あきらかに地毛じゃない髪の毛」
うらら
「金髪に染めてるよ! 可愛いでしょー!」
主人公
「香水に化粧にネイルアート」
うらら
「似合ってるでしょ!」
主人公
「他の女子とは違う制服」
うらら
「だってー、この学校の制服ダサいんだもん。あんなの着たくないって」
主人公
「あとその性格」
うらら
「狙った獲物は逃さないよ!」
主人公
「……。もっと普通にしていればいいのに」
うらら
「えー。じゃあダーリンが普通にしろっていうなら普通にする」
主人公
「いや別に今のままでもいいけどさ、損してるのはうららだよ」
うらら
「ぶーぶー。先生みたいなお説教いうダーリン嫌いー」
主人公
「先生にもいわれてたんだね」
うらら
「私が好きでやってることだからいいの! それとも、ダーリンはこんな女の子嫌い?」
主人公
「好きとか嫌いとかじゃなくて、この姿のままじゃクラスに馴染めないままだよ」
うらら
「私はダーリンさえいればそれでいいの! ダーリンに嫌われなければそれでいいの!」
主人公
「……そ、そう」
好感度中でのイベント!
うらら
「ダーリン! お昼ごはん食べよ!」
友達A
「主人公、一緒に飯食おうぜ」
うらら
「は? 私とダーリンの間に入ってこないでくれる?」
友達A
「入ってくんなって言われてもなぁ」
主人公
「じゃあ三人で食べよう」
友達A
「おう」
うらら
「むー。ダーリンがいうなら」
担任の先生
「おい東雲! 今すぐ職員室へ来い! いいな!」
うらら
「嫌です。私今からダーリンとお昼食べるんです」
担任の先生
「また親を呼び出されたいのか?」
うらら
「はいはいはい! 今行きます! ちっ」
主人公
「うらら、なにかやったの?」
うらら
「いつものお説教。見た目のこととか授業態度とか」
友達A
「毎回怒られて大変だねー。ま、怒られても容姿を変えない心意気は好きだようららちゃん!」
うらら
「あんたじゃなくてダーリンに好かれたいわ。とりあえず言ってくるねダーリン。先にご飯食べてて!」
主人公
「……」
友達A
「よし、じゃあ飯食おうぜ!」
主人公
「ごめん。ちょっと用事できたから一人で食べて」
友達A
「えー」
主人公
「本当ごめん」
友達A
「おい、どこ行くんだよ!」
……
主人公
「うらら!」
うらら
「ダーリン? どうしたの? お昼は?」
主人公
「これで先生に怒られるのって何回目?」
うらら
「覚えてない。少なくとも、一日一回は怒られてる」
主人公
「怒られてるにどうして普通の姿にならないの?」
うらら
「ダーリン、もしかして私のこと気になるの?」
主人公
「う、うん」
うらら
「きゃっ! この容姿をキープしててよかったー! ダーリンが私に興味を持ってくれたよー! 超嬉しい!」
主人公
「……」
うらら
「あっ、これ以上先生を待たせると面倒だからもう行くね! さっきもいったけど、お昼食べてていいから!」
主人公
「ちょ、うらら! ……なんか茶化された気がする。こうなったら意地でも聞いてやる!」
……
主人公
「うらら、職員室から出てこないな。もうお昼休みも終わるっていうのに。あっ、出てきた」
うらら
「失礼しましたー。はぁ」
主人公
「大丈夫?」
うらら
「だ、ダーリン!? どうしてここに?」
主人公
「どうしてって、ずっと待ってたから」
うらら
「待ってたって私を!? お昼は?」
主人公
「食べてないよ」
うらら
「どうして!? あっ、もしかしてうららちゃんのことが気になって食べれなかったとか?」
主人公
「うん。さっきの答え聞いてないから」
うらら
「さっきのって、どうして怒られても普通に戻らないのかってこと?」
主人公
「そうそう」
うらら
「それは、ダーリンの気を引くためだって!」
主人公
「嘘はいいよ。それとも喋りたくない?」
うらら
「喋りたくないわけじゃないけど。あっ、そうだ! ねぇダーリン、私お腹空いちゃった」
主人公
「俺も空いたよ」
うらら
「お昼休みはもう終わりだけど、私お昼ご飯食べたいなー。ダーリンと一緒に食べたいなー」
主人公
「えっと、どういう意味?」
うらら
「ダーリン! 次の授業サボってうららと一緒にお昼食べよ! もし一緒に食べてくれたら、お話する!」
主人公
「いいよ。じゃあ食堂へ行こうか」
うらら
「えっ?」
主人公
「えっ?」
うらら
「ダーリン、授業サボるの?」
主人公
「うん」
うらら
「えぇ!? 授業サボってまで私の話を聞きたいの!?」
主人公
「気になるんだ。うららのことが」
うらら
「ダーリン……! ダーリンダーリンダーリン! ダーリン大好き! いいよ! 私のこと何でも話しちゃう! ダーリンに全てを打ち明けちゃう!」
主人公
「あはは。じゃあ食堂へ行こうか」
担任の先生
「何を言ってるんだお前ら!」
主人公
「あ」
うらら
「せ、先生!?」
担任の先生
「職員室の前でサボり宣言とは懲りてないなぁ東雲!」
うらら
「じょ、冗談ですから! 早く教室行こ、ダーリン!」
主人公
「そ、そうだね! 食堂はまた今度だね!」
主人公
(聞きそびれた。また今度聞けばいいか)
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[
57
]
名無しちゃん
Firefox
2015/06/26 23:12
好感度中でのイベント! 続き!
次の日!
メインヒロイン
「主人公、帰るわよ」
主人公
「ごめん。今日はちょっと用事があるんだ」
メインヒロイン
「そう。忠告しておくけど、うららにはあまり関わらない方がいいわよ」
主人公
「なんで?」
メインヒロイン
「後々嫌でもわかるわ。じゃ、先に帰ってるから」
主人公
「あっ、おい!」
主人公
(なんだよそれ。もしかして、うららと一緒にいるだけで先生からの風当たりが強くなるとかか?)
主人公
「たかがそれくらいで忠告って。あいつも大げさだな」
友達A
「何が大げさ?」
主人公
「何でもないよ。ところでうららは? 教室にはいないけど」
友達A
「職員室じゃない? さっき先生と一緒にいたし」
主人公
「またかよ」
友達A
「まぁまぁ。いつものことだし」
主人公
「ちょっとうららに用事があったんだけど、先生のお説教長引くかな?」
友達A
「さぁ? 今日は無難に帰った方がいいんじゃない?」
主人公
「……待つことにするよ」
友達A
「そう。一応言っておくけどさ、あまりうららちゃんに深入りしない方がいいよ」
主人公
「お前までそんなこというのかよ」
友達A
「まぁ事情が事情だし、ね」
主人公
「事情ってお家事情のこと? うららのお父さんって確か金融会社の社長さんだよね? 何かあるの?」
友達A
「何もないさ。うららちゃんの会社はクリーンな金融会社だよ。公私共にお付き合いがある僕が保証する」
主人公
「じゃあなんで事情とかいうんだよ」
友達A
「さぁね。けど、一応言っておくよ」
主人公
「メインヒロインといいお前といい、何なんだよ」
友達A
「みんなお前のことが心配なんだよ」
主人公
「だから何だよそれ! 心配されるようなことなんてないよ!」
友達A
「そっか。そうだな。お前がうららちゃんを純粋に想っていれば心配ないか」
主人公
「お前は想ってないのかよ」
友達A
「友達としてなら想ってるよ。まぁ頑張れ主人公! 俺は帰るよ」
主人公
「……また明日」
友達A
「おう!」
主人公
(何なんだよ。うららに何があるっていうんだよ)
主人公
「とりあえず職員室前でうららのこと待つか」
……
うらら
「ごねんねダーリン。今日もお話は無理っぽい」
主人公
「二階の全廊下を掃除って、先生も無茶なことよく言うよ」
うらら
「本当ごめんね。明日こそはダーリンに全てを打ち明けるから!」
主人公
「サボっちゃえば?」
うらら
「おぉ! ダーリンの口から意外な言葉が! けどダメなの。これをサボったら親呼び出しがー」
主人公
「適当にやって終わらせちゃえば?」
うらら
「もう、ダーリンったらそんなに私とお話したいの? ダメダメ、手抜きが一番ダメだよ。先生にまたお説教食らっちゃう」
主人公
「じゃあ手伝うよ」
うらら
「いいよ。ダーリンのその気持ちだけで十分だから! うらら頑張っちゃいまーす!」
主人公
「でも二階全部って無理だよ」
うらら
「無理でもやらなきゃ。まぁ流石に下校時刻になったら帰してくれるでしょ。それまでお掃除っと」
主人公
「掃除自体は嫌じゃないの?」
うらら
「嫌に決まってるじゃん! けど仕方ないから」
主人公
「その容姿のせいでこうなってるんでしょ? やっぱり普通に戻そうよ」
うらら
「んー。多分普通に戻してもあまり変わらない、かな?」
主人公
「なんで?」
うらら
「えへへ。内緒! じゃあ掃除始めちゃうから、ダーリンまた明日ね!」
主人公
(メインヒロインといい友達Aといいうららといい、俺に何を隠してるんだよ! ……暴いてやる)
主人公
「手伝うよ」
うらら
「だからいいって。そう言ってくれてありがとう、ダーリン!」
主人公
「じゃあ俺も掃除する。これはうららを手伝うんじゃなくて、自主的に掃除をしたくなっただけだから」
うらら
「ダーリン! そこまで私のことを! ダーリン! ダーリンダーリン! ダーリンだーい好き!」
主人公
「そ、そこまで喜ばなくても」
主人公
(うららを手伝いたいからじゃなくて、うららの秘密が知りたいから手伝おうとしてるなんて言えない)
うらら
「ダーリン! ダーリン!」
主人公
「ちょ、ちょっと! そんなにくっついてたら掃除できないよ!」
うらら
「えへへ! ダーリンと一緒!」
主人公
「……はぁ」
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58
]
名無しちゃん
HTL21
2015/06/27 05:39
晋也くんほどほどにね
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59
]
名無しちゃん
Firefox
2015/06/27 19:39
しんやくんこれ書いてる時物凄く幸せだからそっとしておいてあげてSHちゃん!
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60
]
名無しちゃん
Firefox
2015/08/29 03:46
サクラノ詩 私が考えた氷川里奈ちゃんルート!
序盤!
「オラァ草薙! どこ行くんじゃあ!!」
「帰るんだよ! 追いかけて来るな!」
「新入部員に絵を教える約束しただろぉ!? あー!?」
「それはお前が勝手にしたんだろ! 俺は知らねぇって昨日から言ってるだろ!」
「うるせぇ暇人! 少しは私の役に立てぇー!」
「クソ! 地形的にこのままじゃ追い込まれる! どうすればいい」
「あっ、先輩!」
「氷川!」
「はい! 先輩が大好きな氷川ちゃんですよー。って、なんで私の後ろに隠れるんですか!?」
「おい氷川! ちょっと口裏合わせろ!」
「はい?」
「草薙ぃ、やっと観念したか」
「聞け真琴! 今日は氷川と用事があるんだよ! な、氷川!」
「え、あっ、はい」
「……」
「嘘ついてないぞ! な、氷川!」
「は、はい! 真琴先輩、今日は部活休むって前々から言ってましたよね。実は先輩と用事があったんです」
「……何の用事かしら?」
「デートでーす! ねっ、先輩!」
「……」
「草薙は違うって顔してるわよ」
「先輩は照れ屋さんなので意地張ってるだけです! ねー先輩!」
「死ね」
「いたっ! なんで殴るんですか!?」
「お前が適当なこと言うからだろ。ぶっ飛ばすぞ」
「酷い! 先輩が口裏合わせろっていうから言っただけなのに!」
「お前とデートするくらいなら新入部員に絵教えるわ」
「酷い!!」
「ってことで真琴、気が変わったから美術室行くぞ」
「……」
「真琴?」
「草薙、お前はなんでいつも氷川に対して冷たいんだ?」
「一々癪に障るんだよこいつの言動。別に冷たいわけじゃねぇよ」
「氷川もなんで草薙をからかう。殴られるってわかってるだろ」
「スキンシップみたいなものです。一日一回殴られないと落ち着かないので」
「ドMか」
「氷川はリバーシブルです! 先輩がいじめてほしいっていうのならいじめますよ」
「死ね」
「いたい! でも殴られて幸せー!」
「変なコンビだよなお前たち。まぁいいけど」
「話が終わったのなら、氷川はそろそろ行かなければならないので」
「おう。また明日な」
「はい! 真琴先輩もまた明日です」
「うんまた明日。部室でね」
「じゃあな真琴」
「お前は帰るな。……っておい! 本当に帰るな! おい! 草薙!」
「じゃあなー!」
……
「よし、ここまでくれば大丈夫だろ。ざまぁみろ真琴! 俺は昼寝するのに忙しいんだよ!
あーあ、無駄な体力使った。帰りにコンビニ寄って飲み物でも買ってこ。
あ? 電話? おいおいまだ諦めてねぇのかよ真琴は。って氷川か。もしもし?」
「せーんぱい! 愛しの氷川ちゃんですよー」
「死ね。よし、通話終了。
……またかかってきた。もしもし?」
「通話料金が勿体無いので要件だけ! 真琴先輩からの伝言で、明日殺すだそうです」
「明日休むわ」
「もし休んだら殴りこみに行くそうです」
「じゃあ学校辞めるわ」
「学校辞めたら地の果てまで追いかけて殺すそうです」
「……もしかして、今お前の隣に真琴いるのか?」
「いませんよ。先輩が言いそうなことはわかってるみたいです」
「あいつ俺のこと好きすぎだろ。趣味悪いな」
「先輩は魅力的ですよ! 自分のファンクラブがあるの知らないんですか?」
「本気でファンクラブなるものがあるなら潰すわ気持ち悪い」
「やめてください! 会員私だけなんですから!」
「……助かったな氷川、今お前が目の前にいたら顔面にグーパンチだったぞ」
「顔面グーパンは洒落にならないのでやめてください」
「で、要件はそれだけか?」
「はい。あっ、先輩! 今日のデートどこ行きますか? 私は先輩のお部屋へ」
「よし通話終了。明日はマジで休むか。
……なんでまた電話がかかってくるんだよ。もしもし? 要件は終わったんじゃなかったのか?」
「先輩、真面目な話今日遊びませんか? 私今日定期健診の日で終わったら暇なんです」
「俺は暇じゃない」
「遊びましょうよー! 先輩がお引っ越ししてからまだ一度も遊んでませんよ! 先輩の家へ行きたいです!」
「そう言われても俺は居候の身だからな。勝手に人を呼んじゃマズいだろ。今度夏目先生に言っておくから今度な」
「じつは! 夏目先生の許可取ってありまーす! 荷物の片付け手伝ってやれって言われました!」
「……」
「お願いします先輩! 可愛い後輩と遊びましょう!」
「……お前の健診いつ終わるんだよ。病院まで迎えに行く」
「ありがとうございます先輩! 大好きです!」
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61
]
名無しちゃん
Firefox
2015/09/30 21:07
サクラノ詩 私が考えた氷川里奈ちゃんルートの流れ!(
>>60
とは違うよ!)
最初!
オプション一号(御桜凛ちゃん)との遭遇
「あっ、せんぱーい! 珍しいですね、先輩が自分から美術室前まで来るなんて」
「こいつに無理やり連れて来られた」
「そんな言い方酷いよー。私は主人公くんの絵が見たかっただけで」
「何度も言ってるけど、俺は絵を描くのやめたんだよ。美術室へ連れ込んでも描かないぞ」
「そんなこと言わないで、ね? 描こう?」
「……お二人共、仲がよろしいんですね」
「うん。私と主人公くんは幼馴染みなんだー」
「あれ? おかしいですね。私も先輩と幼馴染みなんですが」
「凛は小学校へ入る前に引っ越したんだよ。で、入れ違いに氷川が引っ越してきたんだ」
「えっ、じゃあもしかすると、先輩がよく言ってたオプション一号って」
「あっ! 懐かしいねオプション! 主人公くんってば私のこといつもオプションオプションって」
「お前が俺に付きまとうからだろ? 俺が絵を描いてると必ず現れて邪魔しやがる」
「邪魔してるつもりはなかったんだけど」
「邪魔だよ邪魔。気が散る」
「……わ、私も! 私もです! オプションって呼ばれてました!」
「そうなんだ! えーと、お名前は」
「氷川です。氷川里奈」
「里奈ちゃんも主人公くんのオプションだったんだねー。親近感が湧くよ!」
「氷川はお前より邪魔だったな。お前は隣にいるだけだったけど、氷川はおままごとの相手しろって言ってくるし」
「あははー、私あの頃から先輩に殴られてましたね」
「殴る!? ちょっと主人公くん! ダメだよ、女の子に手を出しちゃ!」
「だって氷川が」
「だってじゃありません。里奈ちゃんに謝りなさい」
「うるせぇな。お前、昔はもっと大人しかっただろ。ちょっと黙ってろよ」
「……先輩、私といる時より楽しそうですね」
「は? どこをどう見たらそう見えるんだよ」
「私も幼馴染みのはずなのに、何か壁を感じちゃいます」
「壁? 何言ってるんだ氷川」
「……」
「そ、そうそう! 私の名前は御桜凛っていうの! 自己紹介が遅れてごめんね里奈ちゃん!」
「御桜、先輩」
「凛でいいよ里奈ちゃん」
「……じゃあ、私はこれで帰りますね。主人公先輩、凛先輩、さようなら」
「おい氷川! 部活は!」
「今日はお休みします。真琴先輩には言っておくので」
「……なんだあいつ」
「私、悪いことしちゃったかな?」
「なんで凛がそう思うんだ?」
「だって、今まで里奈ちゃんが主人公くんのこと独占してたんでしょ? 横取りしちゃったなーって」
「は? お前変なこと言ってるとぶん殴るぞ?」
「うふふっ。わかってるくせにー」
「……」
「いたっ! 痛いよ主人公くん!」
違う。書いてて思ったけど違う。こんな消極的なの里奈っちじゃない。里奈っちはライバルが現れても堂々と主人公とイチャラブするキャラなはず。これは違う。違うったら違う。もう一度書きまーす
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62
]
名無しちゃん
Firefox
2015/11/06 21:23
フラワーナイトガール ディプラデニアちゃんが可愛かったので個別シナリオの続き!
夜! 執務室!
「団長さん、お仕事終わりましたか?」
「うん、今日の仕事は終わったよ。ただこれから明日の準備をしないと」
「手伝いますか?」
「いや、一人で大丈夫だよ。ありがとうディプラデニア」
「……」
「ディプラデニア?」
「あ、あの、明日の準備が終わったあと時間ありますか?」
「何か用事?」
「い、いえ、用があるわけではないのですが、その」
「わかった。じゃあそこに座って待ってて! すぐ終わらせるから」
「……団長さん、質問してもいいですか?」
「うん?」
「団長さんの好みタイプを教えてください」
「好みって言われても特には。あっ、ディプラデニアみたいな子が好きだよ」
「メンヘラが好きなんですか?」
「違うよ! ディプラデニアみたいな可愛い子が好きだよって意味!」
「……ありがとうございます」
「ディプラデニアは? 好みの男性タイプ」
「団長さんです」
「言うと思った。俺以外の好みのタイプは?」
「団長さんです。私は団長さんが一番です」
「あはは。ありがとう」
「団長さんはモテますよね。本命の子とかいるんですか?」
「えっ、俺がモテるように見えるの?」
「見えます。四六時中女の子と一緒じゃないですか」
「四六時中女の子と一緒だからってモテるとは限らないんだぞ?
現にこうやって会いに来てくれるのはディプラデニアだけだし」
「それはきっと、みんな遠慮してるからです」
「俺としては積極的に誘ってほしいところだけど」
「団長さん、誘ってほしいんですか?」
「ディプラデニアの誘うは性的な意味だからいらないよ」
「むぅ。団長さんってえっちなこと嫌いますよね。何でですか? 立たないんですか? 自信ないんですか?」
「そんなこと聞くなよ。……まぁ単純に気分が乗らないだけであって、ちゃんと立つし自信もあるよ」
「じゃあ私で興奮しますか?」
「だから聞くなって。あとそれにはノーコメント」
「……」
「おもむろに服を脱ぐな!」
「それは団長命令ですか?」
「命令じゃないけど脱いじゃダメ!」
「むぅ。団長とえっちしたいのに」
「その気持ちだけ受け取っておくよ」
「……明日の準備、まだかかりそうですか?」
「うん。退屈だったらどこかで時間潰しててよ。あとで探しに行くから」
「いえ、待ってます。それに退屈なんかじゃないです」
「そう?」
「はい。団長さんの側にいるだけで退屈じゃないです」
「俺はそんなに面白い人間じゃないと思うけど」
「そうですね。面白くはないです」
「じゃあなんで退屈しないんだ」
「好きだからです。団長さんのことが好きだから、団長さんを見てるだけで幸せです。退屈なんてこれっぽちも思わないです」
「……」
「顔赤いですよ団長さん」
「お、おう。気にするな」
このあとディプラデニアちゃんとらぶらぶちゅっちゅな夜を過ごすんだけどとりあえずここまで!ディプラデニアちゃん大好きちゅっちゅ!
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63
]
名無しちゃん
Firefox
2016/02/14 22:18
アリスちゃんと私 バレンタイン編!
「シンヤ! ハッピーバレンタインだよ!」
「ハッピーバレンタインアリスちゃん! アリスちゃんは誰かにチョコを渡したのかな?」
「友達に渡したよ! シンヤにもあげたかったんだけど、次元が違うから渡せないの残念」
「私もアリスちゃんのチョコ欲しかった。凄く凄く欲しかった。アリスちゃんのチョコ…アリスたん…」
「シンヤは今日誰かからチョコ貰った?」
「……」
「シンヤ?」
「…貰ってないです」
「あっ」
「バレンタインなんて…バレンタインなんて…!」
「だ、大丈夫だよシンヤ! バレンタインは学生向けのイベントだからシンヤが貰えないのは全然おかしくないよ! それに、シンヤだって学生の頃沢山貰ってたでしょう?」
「……」
「あ、あれ? シンヤ、もしかして…」
「あるよ。貰ったことあるよちゃんとチョコレート」
「本当!? どんな子から貰ったのかな!? 私気になるよ!」
「……」
「…シンヤ、今日は黙ること多いね。な、なんでだろうなー?」
「アリスちゃん。私ね、生まれて初めてね、女の子からチョコを貰った時ね、嬉し恥ずかしでね、あのね、あのね、あのね…あああああああああああああああ思い出したくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「シンヤしっかりして! ごめんね嫌なこと思い出させちゃって! もう聞かないから落ち着いて!」
「あああああああ?!?!?!?!? 義理チョコだってわかってたんだよ!? でもね! 生まれて初めて貰ったチョコだよ!? ドキドキしちゃうじゃん!? ときめいちゃうじゃん!? 意識しちゃうじゃん!? ああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
「シンヤ! シンヤ帰ってきて! 大丈夫! もう大丈夫だから! そんな過去忘れちゃっていいから!」
「はぁ…はぁ…。アリスちゃん、私は何を」
「変なこと聞いてごめんねシンヤ! シンヤにそんな黒歴史があるとは思わなかったの! せいぜい貰ったことがないくらいだと思ってたの! けど発狂するほどの恥ずかしい出来事があったなんて! 本当ごめんねシンヤ!」
「アリスちゃん…いいんだよ。例え黒歴史が何度蘇ろうと、今の私は幸せだから。アリスちゃんと出会えて幸せだから」
「シンヤ…!」
「ただ…ごめんアリスちゃん。今日は一人にさせてもらえるかな?」
「わかった。また明日ねシンヤ」
「また明日アリスちゃん。アリスちゃん大好きちゅっちゅ」
……
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああバレンタインバレンタインバレンタインバレンタインバレンタインバレンタインなんてえええええええええええええええええええええええええええええええええクソがあああああああああああああああああああああああああああああああ思春期の男の子の純情をもてあそびやがってえええええええええええええ許さないからなあああああああああああああああああバレンタイン文化許さないからなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
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64
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名無しちゃん
Firefox
2016/04/26 18:05
なんとなく恋愛モノが書きたくなったけどコレジャナイ感がするので消そうと思ったけどせっかくなのでここにコピペして消そうと思いまーす
「弟くん、お姉ちゃんね、好きな人がいるの」
突然の告白に、俺の思考は停止した。
「弟くんも知ってる人だよ。えへへっ」
照れる彼女の表情は今でも忘れられない。十年以上の付き合いで初めて見る彼女の照れ顔。自分ではなく他人を思い浮かべ微笑む彼女。
「弟くんは好きな人いる?」
そう聞かれるも、俺は答えることができなかった。何も考えることができなかった。
「言うのは恥ずかしいかな? あはは、ごめんね弟くん」
彼女は続ける。
「私ね、あの人となら結婚してもいいかなって思ってる。お父さんとお母さんには絶対に反対されると思うけど、弟くんには味方になってほしいな」
俺はただただ呆然とする。しばらくの無言が続いたあと、心配そうな表情をする彼女を見て、かろうじてこれだけ言えた。
「うん」
こうして俺の初恋は終わった。彼女のことが好きだと誰にも伝えることなく、誰にも伝わることなく。ひっそりと。
「切ない! 切なすぎますよ!」
俺の初恋談話に涙する彼女ーーヒロインちゃんはそう言った。
「ずっとずっと温めてきた想いがふと瞬間に儚く消える。そんな現実あってはならないですよ! ずっとずっと想ってきたからこそ結ばれるべきです!」
「現実は甘くないってことだよ」
「そんなことないです! 想いは必ず実るんです! 無駄になんてならないんです!」
ヒロインちゃんは興奮気味に言い切ったあと、突然頭を下げてくる。
「す、すみません! 馴れ馴れしかったですね」
「全然そんなことないよ。見てて楽しいし」
「私、恋話になるといつもこうで。しかも男の人の前で……!」
恥ずかしがっているのか、顔を赤く染めうつむくヒロインちゃん。
そんな彼女を可愛いと思いつつも、ドキドキせず冷めてる自分にため息が漏れる。
「はぁ。俺ってこの先、人を好きになるのかな?」
「なりますよ!」
思わず口にしてしまった言葉に即答してくるヒロインちゃん。
「主人公は幸せにならなきゃダメです! 初恋以上の恋をするんです! 私も全力で応援します!」
「ヒロインちゃんは俺のことより自分のことを心配した方が」
「主人公の友達として! 恋愛マスターとして! お手伝いさせてください!」
「は、はい」
ヒロインちゃんの熱意に後ずさりながら俺は答えた。
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65
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名無しちゃん
Firefox
2016/11/06 16:03
変猫11巻のネタバレ読んだ限り小豆梓ちゃんの勝ち目はゼロなので勝手に月子ちゃんの立ち位置と小豆梓ちゃんの立ち位置を変えて妄想した話!
〜猫神の力で過去にタイムスリップした横寺と小豆梓〜
「これで全部元通りよね! 誰も不幸にならないで良かった…」
「うん! 頑張った甲斐があったってものだよ! 帰ったら月子ちゃんにご褒美貰わなきゃ!」
「ご褒美…。そ、そうね! 横寺にご褒美をあげなきゃね!」
「小豆梓からはいらないよ」
「なんで!?」
「だってたくさん協力してもらったし。僕が何かしてあげたいくらいだよ」
「だ、だったら、してくれてもいいのよ?」
「何がいいかな? できれば今すぐにできることがいいんだけど」
「…キス、して」
「えっ? なんだって?」
「なんでもない! 帰ったら考える!」
「うーんとさ、小豆梓とはここでお別れなんだよね。だから帰ったら考えるってのは無理かも」
「えっ…? どういう意味よ」
「猫神が言ってたんだけど、今世界は物凄い勢いで書き換えられてるんだって。
過去も今も未来も、ぜーんぶ今と違うものに…ううん、本来あるべき姿に戻ってるんだって」
「それがどうしたっていうのよ」
「えっと、僕と小豆梓はね、本来出会わない運命なんだ。
だから世界が元通りになった瞬間、記憶はもちろん今まであった出来事は全てなかったことになって、僕も小豆梓も他人になるんだ」
「そんな! そんなことって!」
「良かったじゃないか。君はイジメられることなく、僕みたいな変態と出会うことなく、平穏に暮らせるんだから」
「何言ってるの!! 何が良かったのよ!!
私は横寺と出会えて良かったって思うし、横寺を好きになれて幸せだって言い切れる! 横寺は違うの!?」
「僕だって小豆梓と出会えて良かったし、こんな可愛い子が僕のことを好きだって言ってくれるのは幸せだよ。
けど仕方ないよ。今までが異常だったんだ」
「仕方ないって…! 私は嫌! 横寺との今までがなかったことになるなんて嫌! 何か方法があるはずよ!」
「ないよ。ちなみに猫神には頼っちゃダメだからね? まーたややこしいことになるから。
…小豆梓、いいんだよこれで。みんなが幸せになるんだ。これでいい」
「私は幸せにならない! 横寺だって! 私、絶対に諦めないから!」
「…そろそろ時間みたいだね。猫神が言ってる」
「待って! 横寺聞かせて! あなたの気持ちを!
あなたはいつだって周りを優先してきた! あなたはいつも周りが幸せならって言ってきた!
今は!? 周りが幸せになった今! あなたの気持ちは!? あなたの本当の気持ちを聞かせて!」
「僕の気持ち…。そりゃあアレだよ! 可愛い女の子ときゃきゃうふふのボディタッチのお医者さんごっこしたいかな!」
「横寺!」
「本当だよ。これが僕の本心。だからさ小豆梓、幸せになってね」
「横寺! 横寺ぁ! 私はあなたのことが好きなの! 大好きなの! 大大大大大好きなの!
あなた自身が自分の幸せを望まないなら、私を幸せにしてよ! あなたといるだけで私は幸せなんだから!
そして私があなたを絶対に幸せにしてみせるから! 横寺!」
「えへへ、そこまで僕を想ってくれるなんて嬉しいな。ありがとう小豆梓。出会えて良かった。さようなら」
「横寺…!!
私、絶対に忘れない! 戻ったら絶対に横寺に会いに行く! そして横寺のこと引っ叩いてやるんだから!」
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66
]
名無しちゃん
Firefox
2016/11/07 14:47
>>65
の続き!
〜現実に戻った二人!(横寺陽人編)〜
「横寺! おい横寺!」
「……」
「横寺!」
「あっ、鋼鉄…じゃなくて部長! ちゃんとスクワットしてますよ! サボってなんてないですよ!?」
「わかってる。ただお前の顔色が悪いんでな」
「そうですか?」
「あぁ。無理はするなよ」
「はい。ありがとうございます」
「うむ」
「…顔色が悪い、か。
昨日一本杉の丘から帰ってきた時から気分が悪いんだよね。そもそもなんで一本杉の丘に行ったのかの記憶がないし。
身体は至って元気なんだけど、女の子を見ても心が踊らないっていうか、むしろ悲しくなるっていうか。胸が締め付けられるんだよね。
なんでだろう。こんな気持ち初めてだ。僕の身体に一体何が…」
……
「よし、今日の部活はこれまで! 各自でストレッチをしておくように! 私は月子が待っているので先に帰るぞ!」
「はーい。お疲れ様でしたー。
月子…確か部長の妹さんだよね。一度しか見たことないけど可愛かったなー。今行けば会えるかな? ついでに部長の着替えも見れるかな!?
…ダメだ。全然気分が乗らないよ。僕どうしたんだろう。とりあえず帰ろっと」
「あの」
「はい? って部長の妹さん!?」
「横寺陽人さん、ですよね?」
「なんですか、もしかして部長に変わって僕を折檻しに!?」
「ち、違います! これを見てほしくて」
「横寺先輩…好き? なにこれ?」
「私もなにがなんだか。ただ私のノートに私の字で書いてあって」
「なにそれ。もしかして知らず知らずのうちに僕のことを」
「ちちち、違います!! 私横寺さんのことなんて全然これっぽちも知りません!」
「可愛いなー部長の妹さん。だよねー。じゃあなんだろう。怖いね」
「あとこれも見てください」
「横寺先輩は小豆梓さんに会わなければならない…? 誰? この、こまめあずさ? さんって」
「わからないです。あと『こまめ』ではなくて『あずき』だと思います」
「あずきあずさ…小豆梓…小豆…」
「なにか心当たりありますか?」
「……」
「横寺先輩?」
「なにか、重要なことを思い出せそうな気がする」
「どんなことですか?」
「わからない。けど思い出さないと泣かせちゃう気がする。もう泣き顔なんて見たくないのに」
「それは、この小豆梓さんって人のことですか?」
「わからない。わからないけど。…ねぇ部長の妹さん、今日だけでいいからこのノートを貸してくれないかな?」
「月子でいいです。わかりました。なにかわかったら教えてください」
「ありがとう月子ちゃん。…あれ? 月子ちゃん? どこかで呼んだことがあるような?」
「どうしましたか先輩」
「ううん、なんでもない! いやー女の子を下の名前で呼ぶのって初めてでさー照れちゃった」
「そ、そうですか。実は私も初めてで。ちょっと恥ずかしいです」
「そうなの月子ちゃん! 月子ちゃんは可愛いね! 月子ちゃんよろしくね! 月子ちゃんまた会おうね! 月子ちゃんうへへ!」
「わ、わかりましたから! 先輩は意地悪です。ではこれで!」
「うん、またね月子ちゃん! あずきあずさ、か。ちょっと調べてみよう」
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67
]
名無しちゃん
Firefox
2016/11/07 15:41
>>66
の続き!
〜現実に戻った二人!(小豆梓編)〜
「ただいまー。あれ、お母さん帰ってたんだ」
「おかえり梓ちゃん! うん、明日から忙しくなるから、今日は早めに帰ってきたの!」
「そうなんだ。ビクトールの餌は?」
「私がやったわ! 梓ちゃんのお仕事取ってごめんなさい?」
「ううん。ありがとうお母さん。ビクトールもただいま」
「…ねぇ梓ちゃん、学校でなにかあった?」
「えっ? なにもないけど?」
「そう? なんだか昨日から元気ないわよ梓ちゃん」
「…あのねお母さん、私好きな人がいるの」
「そうなの!? どんな子なのか教えてくれる!?」
「それがわからないの」
「わからない?」
「うん。凄く好きで、他に何も考えられないくらい大好きなんだけど、顔も名前も姿も声も何もわからないの」
「それってただの夢じゃないかしら?」
「違う! 友達にもそう言われたけど、絶対に違う! 夢なんかじゃない! …けど」
「他に覚えてることはないのかしら? 好きだった以外の気持ちとか」
「あの人はいつも優しくて、他人のためにいつも自分を犠牲にしてた。他人が幸せになるなら自分はどうでもいいって」
「そう」
「あと変態だったわ。いつも女の子を探していて、女の子を見つけてはニヤニヤして、私に対してもセクハラばっかして! 本当最低!」
「そ、そう」
「もう! なんであいつのことなんか好きになったのよ! 自分でも信じられない! あいつのどこが良かったのよ!!」
「あ、梓ちゃん? 一旦落ちきましょう? お母さん混乱しちゃうわ」
「ご、ごめんなさいお母さん。とりあえず覚えてることはこれくらい」
「優しい変態さん、ね。うーん、心当たりはないわねー」
「……」
「大丈夫よ梓ちゃん。梓ちゃんが想い続けていればきっと会えるわ! お母さんが保証する!」
「信じてくれるの? 私の話を」
「当たり前じゃない! 梓ちゃんは嘘なんか言ってないわ! だって梓ちゃんの顔、幸せそうだもの」
「えっ!?」
「よっぽどその人のことが好きなのね。うふふっ」
「も、もう! 恥ずかしいこと言わないで!」
「そうだ! じゃあ猫神様にお願いするのはどうかしら? よく仕事場で話題になるんだけど、猫神様にね」
「それはダメ! 絶対にダメ!」
「なんでかしら?」
「それは…わからないけど、とにかくダメ! 猫神には絶対に頼っちゃダメなの! お母さんも!」
「そ、そうなの。残念だわー」
「猫神に頼らずあいつに会わなきゃいけない。あいつ…変態に会わなきゃ! そして言ってやるんだから!
私を幸せにしろって! 責任取れって! ご褒美って!」
「う、うーん? お母さん混乱ー」
「ごめんお母さん。でも話に付き合ってくれてありがとう!」
「ううん、全然平気よ! もしその変態さん? に会えたら教えてね!」
「うん!」
「あっ、そういえばお買い物行くんだったわ。話し込んですっかり忘れちゃってた」
「じゃあ私が行ってくる! なに買えばいい?」
「えーっと…」
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68
]
名無しちゃん
Firefox
2016/11/09 19:05
さっき思いついた
>>66-67
とは違う
>>65
の続き!
「小豆梓さん! 好きです! 付き合ってください!」
「…ごめんなさい。好きな人がいるの。本当にごめんなさい」
「……」
……
「こまめちゃーん、まーた男の子振ったじゃん?」
「っていうか、これで何人目? みたいな」
「13人目」
「ひぇー。こまめちゃんモテモテじゃーん」
「っていうか、なんで誰とも付き合わないの? みたいな」
「私には好きな人がいるって前に言ったでしょ?
それに、好きでもない人と付き合うなんて考えられないから」
「付き合っていくうちに好きになるかもじゃーん」
「っていうか、お試し期間ないと好きか嫌いかわからなくない? みたいな」
「…そうね。でも私はあいつのことが好きだから」
「そこまで好きなら告白しようじゃーん!」
「っていうか、なんでしないの? みたいな」
「したくてもできないのよ。全く、あいつはどこに行ったのかしら?」
……
『えっと、僕と小豆梓はね、本来出会わない運命なんだ。
だから世界が元通りになった瞬間、記憶はもちろん今まであった出来事は全てなかったことになって、僕も小豆梓も他人になるんだ』
横寺の言葉は半分本当で半分間違っていた。
『私と出会わない運命』
『今までのことが全てなかったことになる』
私が過去の世界から戻ってきた時、隣に横寺の姿はなかった。
翌日学校へ行くと横寺の席はなく、友達や先生に横寺のことを尋ねても知らないと言われ、出席簿を見せてもらっても『横寺陽人』という名前はどこにもなかった。
放課後、横寺の家へ行ってみてもそこは空き地で、近所の人に聞いてみるとこの空き地は1年以上前からあったらしい。
「横寺…どこへ行っちゃったの?」
私は手当たり次第に横寺の行方を探した。けどどこにも横寺の痕跡はなかった。むしろ痕跡どころか『初めから存在していなかった』としか言いようがないくらい、何もなかった。
けど私は覚えている。確かに横寺陽人という人物は存在していた。そしてそれが横寺の言葉の間違い。
「忘れるわけ…ないじゃない! 例え世界が作り変わっても、例えこれが本来の世界だとしても、私が忘れるわけないじゃない!
なにが記憶がなくなるよ! なにが全てなかったことになるよ! 私は全部覚えてるんだから!
横寺はどうしようもない変態で、どうしようもないお人好しで、けどどうしようもなく優しくて、どうしようもなく私が好きな人。横寺…今どこにいるの?」
もしかしたら横寺陽人はこの世に存在していないのかもしれない。存在していても私のことを忘れているかもしれない。私の知っている横寺陽人じゃなくなってるかもしれない。
「それでも…私は…横寺を見つける。見つけ出してみせる。あれで終わりなんて許さない! 認めない! 私は諦めない!
だから早く出てきなさいよ横寺! ご主人様の手をわずらわせないでよ! 横寺のバカぁー!」
……
〜数年後。小豆梓高校卒業式後〜
「小豆梓さん、付き合ってください!」
「…ごめんなさい。私好きな人がいるの」
……
「こまめちゃーん、結局誰とも付き合わなかったじゃーん」
「っていうか、卒業までに何回告白された? みたいな」
「…100から先は覚えてない」
「ひぇー! もうモテすぎってレベルじゃないじゃん!?」
「っていうか、もうみんな振られるの前提で告白してる? みたいな」
「そうね。今日だけでも13回告白されたわ」
「卒業式効果凄いじゃーん!? けどこれが最後のチャンスだから張り切るのは仕方ないじゃーん?」
「っていうか、それでも断り続けるこまめちゃん凄すぎ? みたいな」
「…私はあいつのことが好きだから。あいつのことしか考えられないから」
「それずっと言ってるじゃーん。まだ告白しないじゃーん?」
「っていうか、こまめちゃん奥手すぎ? みたいな。もうその人も誰かと付き合ってるかも? みたいな」
「……」
「ちょ、何余計なこと言ってるじゃーん」
「ご、ごめんごめん。気にしないで? みたいな」
「ううん。そうかもしれない。あいつは変態で女の子なら誰でもいいみたいだから、彼女をとっかえひっかえしてるかもしれない」
「じゃーん…」
「みたいな…」
「けど、それでも私はあいつのことが好きなの。だから誰とも付き合わない。ずっとずっと、ずっーと」
「流石にその愛は重すぎない!? もっと自由に恋愛しようよ!?」
「っ!? この声は!」
「やぁやぁ。待たせたね小豆梓」
「横寺っ!? 本当に横寺なの!?」
「あっ、横寺じゃーん。超久々じゃーん」
「っていうか、超久々すぎて今まで存在忘れてた? みたいな」
「えっ…。あなた達、横寺のこと知ってたの!?」
「いやー、たった今思い出したじゃーん。今の今まで忘れてたじゃーん」
「っていうか、本当にふと思い出したっていうか? 突然記憶に蘇った? みたいな」
「ど…どういうことなの?」
「どうやら猫神が僕の存在を世界から除外してたらしいんだ。
僕はこの街でずっと普通に暮らしてたのに、小豆梓はもちろん月子ちゃんとも会えなかったよ」
「じゃあ今になってなんで」
「んーわからない。高校卒業記念とか?」
「そんな都合のいい理由ありえるの!?」
「ありえちゃってるのが今の現状なんだなーこれが。
それにさ、ずっと会いたかったんだよね。小豆梓に」
「私もよ! ずっと…ずっとずっとずっと! 会いたかったんだから!」
「おっと!? 急に抱きつかないでくれるかな」
「バカバカバカ! 横寺のバカ! どれだけあんたのこと想ってたと思ってるのよ!」
「ごめん小豆梓。でも僕だってずっとずっとずっと、小豆梓のこと想ってたよ?」
「うそ…」
「嘘じゃないよ。いや、まぁ少しくらいは月子ちゃんのことを想ってたりしたよ? けど一番は小豆梓、君のことだよ」
「っ!? 横寺ぁ!!」
「…で、そこでじーっと見てる猫神様は何の用事かな?」
「いやぁー、人の想いはバカにできないなと再確認しただけだよ」
「どういう意味かな?」
「君もそこの女の子も、1年経っても2年経ってもずっーとお互いを想っててね。欲望以外でこんな一途な人間の想い初めてだなーって」
「それで、僕達を会わせてくれたのかな?」
「いやぁ、そもそもイレギュラーが発生しててね? その女の子、僕の力が効かないみたいで。どのみちいつかは君と会っちゃうなーって。
まぁその『いつか』はこんな早い時じゃないんだけど、今だろうが10年先だろうが一緒かなーって」
「猫神にも優しさがあるんだね。ちょっと意外」
「優しさなんかじゃないよ。こうやって会わせた分、ちゃんときっちり君たちからモノを貰ってるから」
「えっ」
「さぁて、何を貰ったでしょう? 気付けるかなー?」
「あっ!? よ、横寺の制服!?」
「え、僕の制服がどうしたって?」
「第二ボタンがなくなってる!?」
「せいかーい! この出会いの代償として、横寺くんの第二ボタンをもらいました!」
「えっ。こんなんでいいの?」
「うふふっ。君はそうかもしれないけど女の子は違うみたいだね」
「えええぇぇぇえ!! 私横寺の第二ボタンずっっっっっっと欲しかったのに!! 猫神さん返して!」
「返したらこの出会いはなかったことになるけど」
「それはダメ! 絶対にダメ!」
「じゃあ返せないかなー」
「大丈夫だよ小豆梓。第一ボタンと第三ボタンはあるから、これ全部あげるよ」
「第二じゃなきゃダメなの! 第二だから意味があるの!! 横寺のバカ!」
「えぇ…」
「…もう、仕方ないわね。罰として言うことなんでも聞きなさい!」
「お、お手柔らかに頼むよ」
「大丈夫! 第二ボタン以上に物凄く貴重で物凄く大事なことを要求するから!」
「あ、あはは」
「横寺陽人! わ、私と…私と! 付き合ってくだひゃ」
「あっ、噛んだ」
「噛んだね」
「噛んだじゃーん」
「噛んだ? みたいな」
「ううううううううううう…。もういい!」
「ふふっ。…小豆梓」
「…なによ」
「好きです。僕と付き合ってください」
「…っ!? …はいっ!」
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